IPAの表の子音(一部)の調音方法を覚えるコツ

ipaの調音方法の覚え方| 村鉄堂のHP

村田鉄則

どうも!

今回は、IPAの表の子音の調音方法の覚え方のコツをお教えします!

破裂音[p],[b],[t],[d],[ʈ],[ɖ],[c],[ɟ],[k],[ɡ],[q],[ɢ],[ʔ]

表の一行目の単音たちですね。

[p] [q]

これは鏡文字になってます。で、

[b] [d]

これも鏡文字なんですよ

破裂音は鏡文字が多い([p][q],[b][d])

これで、4つ覚えられます。

で、次は似てるものが多い。

[t] [ʈ]

これは伸ばしただけですし・・・

[d] [ɖ]

これはそり舌成分の「し」が下に付けられただけ

[ɡ] [q]

で、これは前回の記事でも言ってましたが、形が似てます。

[ɡ] [ɢ]

そして、これは大文字にしたように見える。

破裂音は似たもの同士が多い([t] [ʈ],[d] [ɖ],[ɡ] [q],[ɡ] [ɢ])

これで、[ʔ]以外は網羅できます。

[ʔ]

これは、前回の記事でも言いましたが、横書きの時、最後に右端の方で「?」を書くと覚えたら覚えられます。

今回も、極論を述べているんで、音声学の先生の前とかでは言わないでください!!

鼻音[m],[ɱ],[n],[ɳ],[ɲ],[ŋ],[ɴ]

これは一番簡単です。確か音声学を習い始めたとき、真っ先に覚えた記憶があります。

[m] [ɱ]

[n] [ɳ] [ɲ] [ŋ] [ɴ]

並べたら、もう一目瞭然!

鼻音はm一族とn一族の二世帯住宅

表を見ても分かるとおり、mに似たやつとnに似たやつしか鼻音には居ません。

ふるえ音[ʙ],[r],[ʀ]

[ʙ] [r] [ʀ]

これは口をブルルっとふるわせるって覚えてました。

ブルル=BuruRu(ローマ字)っと震わせる

ってな覚え方です。『かいけつゾロリ』って児童書を知ってたら、ブルルって悪役がいるんでこいつで覚えるのもありでしょう。

はじき音[ⱱ],[ɾ],[ɽ]

[ⱱ] [ɾ] [ɽ]

これにも法則があります。右上にむかってちょろんって出てるんですよね線が。

いやけど、[r][f]とかははじき音じゃないんで注意です。だからアルファベットにありそうなのは除きます。

右上に向かってちょろんと線が出てるのは大体はじき音

(※アルファベットっぽいのは除く)

摩擦音[ɸ],[β],[f],[v],[θ],[ð],[s],[z],[ʃ],[ʒ],[ʂ],[ʐ],[ç],[ʝ],[x],[ɣ],[χ],[ʁ],[ħ],[ʕ],[h],[ɦ]

長すぎて見出しが折り返し地点を越えてしまった・・・どんだけあんねん!!

これは、難関なんですよ。がちで。全部で22個もある!!

まあ、まずは、

[s] [ʂ] [ʃ],[z] [ʐ],[x] [χ],[ħ] [h] [ɦ]

[s]と[z][x]と[h]に似たやつは、だいたい摩擦音

これで、10個も潰せた!!でもあと、12個もある!!

[ʒ]

[ʒ]は[z]を書こうとしたら書き終わった瞬間、紙がずれて下に弧ができたって私は覚えてました。(おい!!)

あと前の記事で言ってたように3に似てるんで(an)だからsの横のセル!って覚えるのも良いかも。

[ɣ]

[ɣ]も前も言いましたが、[x]が下でねじれちゃった!って覚えましたね・・・

[ç] [ʝ]

これらは下の部分がめちゃくちゃねじれてます。綺麗に弧を描けてないんです。

だから、極論言えば…

下の部分がねじれた単音は、摩擦音

となります。

これで後8個!!

[ɸ] [β] [f] [v] [θ] [ð] [ʁ] [ʕ]

か…そういや…

[ɸ] [θ] [ð]

これらは[o]に似ている!って覚えてましたね。

[o]に似ているのはだいたい摩擦音!!

後は…

[β] [f] [v] [ʁ] [ʕ]

か…

[f]

これは、前の記事で言った通り、ヘボン式のローマ字のfuの頭文字だから、[ɸ]の仲間って覚えてました。

[ʕ]

これも、前の記事で言った通りhの一族に挟まれてきょろきょろしているって覚えましたね…

あとは…単語カードで覚えてましたね…調音方法に関しては

側面摩擦音[ɬ],[ɮ]

[ɬ] [ɮ]

こいつらは小文字の「l」っぽいけど「l」じゃないやつって覚えてましたね。

で、ここで問題なのは[ɭ]ってやつがいることです。けど、[ɭ]は下に「し」があるからそり舌音だから側面摩擦音なわけはなく…

「し」っぽくなくて、小文字の「l」っぽいけど「l」じゃないやつは側面摩擦音

接近音[ɹ],[ɻ],[ɰ],[ʋ],[j]

[ɹ] [ɻ] [ɰ]

こいつらは、[r]がひっくり返って見えたり、[m]がひっくり返って見えたりします。

だから、

小文字でひっくり返ってるのが、接近音

って学生時代は覚えてました。

[ʋ]

これはぱっと見、円を描いている途中に見えんこともないですよね?

丸を描くとき、中途半端に線を接近させて終わらせているから接近音

って覚えてましたね。

[j]

これは、音声学の勉強進めていたらいっぱいでてくるんで覚えられます。コツとかはないです。

側面接近音[l],[ɭ],[ʟ],[ʎ]

[l] [ɭ] [ʟ]

これはL一族って覚えましたね…[ɭ]は前述の通り、lだけどlじゃないやつに見えんことはないんですが、[l]→ [ɭ]→ [ʟ]

って順番で[l]が[L]に近づいていく感じがしませんか?[l]が[L]に至るまでの成長過程の間の文字だと思うことで、[ɭ]はL一族の仲間として良いでしょう!(どういう理屈だよ)

L一族は側面接近音

[ʎ]

また出てきたよ!!前の記事ではひっくり返したら「y」だから[j]の近くって言いましたね…

これはなんかIPAの表だとこっちを覗き込んでいる大きな人に見えるので…

この人がカニ歩きして迫ってくるから側面接近音って覚えてたような…

終わりに…

調音方法の覚え方いかがだったでしょうか?

ちょっとこじつけがすごいですが…

学生時代に自分が実際に覚えてた方法なんで、参考になれたら幸いです。

あとIPAの子音を覚えるためのゲームも作ったんでもしよかったらやってください!